腸内フローラ

■ 腸内フローラとは?

「腸内フローラ」とは、腸の中にすんでいる細菌(腸内細菌)たちの集合体を指す言葉です。

語源:

  • 「フローラ(flora)」はお花畑という意味のラテン語です。
  • 顕微鏡で腸内を観察すると、色々な種類の細菌がびっしりと生えている様子がお花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれます。

■ 腸内フローラの主な働き

腸内細菌たちは、ただ腸にいるだけでなく、以下のような重要な働きをしています:

働き 内容
消化のサポート 食物繊維や糖質を分解し、短鎖脂肪酸などの栄養物質を作る
免疫機能の調整 腸の免疫細胞を刺激し、感染症やアレルギーの予防に関与
ビタミンの合成 ビタミンB群やKなどを産生
腸のぜん動運動を刺激 腸の動きを活発にし、便通を整える
幸せホルモンの生成 セロトニン(感情や睡眠に関わる)の90%以上は腸で作られる

■ 腸内フローラのバランスが大切

腸内には約1,000種類以上・100兆個以上の菌が存在し、大きく以下の3つに分けられます。

菌の種類 特徴
善玉菌(20%) 体に良い影響を与える(ビフィズス菌・乳酸菌など)
悪玉菌(10%) 有害物質や毒素を作る(ウェルシュ菌・ブドウ球菌など)
日和見菌(70%) どちらにもなりうる。優勢な方に味方する

理想のバランス
善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7

これが崩れると、以下のような影響が出ることがあります:

  • 便秘・下痢
  • 肌荒れ・ニキビ
  • アレルギー症状
  • 精神的な不調(イライラ、不安など)
  • 肥満や生活習慣病のリスク増加

■ 腸内フローラを整える方法(腸活の実践)

  1. プレバイオティクスを摂る
    → 善玉菌のエサになる(食物繊維、オリゴ糖)
  2. プロバイオティクスを摂る
    → 善玉菌そのものを補う(ヨーグルト、味噌、納豆など)
  3. バランスの良い食生活
    → 高脂肪・高糖質・添加物の多い食事は悪玉菌が好む
  4. ストレスを溜めない
    → 自律神経の乱れは腸内環境に悪影響
  5. 規則正しい生活
    → 腸の働きをリズムにのせることでフローラも安定

■ まとめ

項目 内容
腸内フローラとは? 腸内の細菌たちが作る“お花畑”のような生態系
主な働き 消化・免疫・ビタミン生成・精神の安定など
理想バランス 善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7
整え方 発酵食品+食物繊維+規則正しい生活+ストレスケア

 

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